ゆるろべ

超ライトユーザー目線で映画、漫画、ゲーム等の感想を書くブログ。

るろうに剣心 追憶編と星霜編



週末ふと思い立って「るろうに剣心」のOVAを2作まとめて観ました。

どちらも過去に一度視聴済みだったにも関わらず、
あまりのクオリティの高さに我を忘れて見入ってしまいました。

以外と周りで観たこと無い人が多いみたいなので、参考までにポイントまとめます。
※そんなに大きなネタバレはありません。

■追憶編

原作では人誅編の合間に挿入された物語。
剣心の十字傷にまつわる過去が明らかになる、ということで、るろうに剣心の中でも
人気が高く、何よりもその切なすぎる展開に全剣心ファンが泣いたエピソード。

で、この追憶編のOVAの何が凄いか。

TVアニメ版と違いメインターゲットは完全に大人に絞られているので、
作画が非常に写実的になっており、惨殺描写もかなりきつく描かれています。

殺陣もアニメ的な要素はあるが、TV版のようにぶっ飛んだ殺陣では
なくかなりリアル。アニメ、しかもるろうに剣心なのにしっかりと
「時代劇」として楽しめます。

また、原作よりもトーンが低いせいか、切ない物語がより深く心に突き刺さってきます。

るろうに剣心ファンならより楽しめますが、アニメ史に残る名作だと思うので、
原作を知らなくてもまだ観てない方は是非鑑賞をオススメします。


■星露編



原作終了後の剣心と薫のその後が描かれる星露編。
前半は剣心と薫の出会いから人誅編までの回想をおりまぜながら進行し、
後半は病魔に侵されつつも新時代の為に刀を持たずに放浪する剣心と、
それを待つ薫の物語という二部構成になっています。

追憶編のシリアスな流れをそのまま引っ張っており、コメディ的な要素は一切ありません。

高クオリティの作画で過去の名シーンが見れるだけでも嬉しいのですが、
アニメ化されていない縁との闘いや、弥彦と剣心の師弟対決などが見どころが盛りだくさんです。

剣路が生まれた後のオリジナルエピソードについては、賛否あると思いますが、
最終的には人斬りの罪を背負ったまま明治を生きた剣心と、それを支えた薫の姿を
描き切っていて、「ああ、剣心は全うしたのだな」と個人的には腑に落ちるエンディングでした。

原作漫画があいにく手元にないのですが、久しぶりに読み返したくなりました。
るろうに剣心は名作ですね。

 

るろうに剣心 追憶編 [Blu-ray]

るろうに剣心 追憶編 [Blu-ray]

 

 

るろうに剣心 星霜編 [Blu-ray]

るろうに剣心 星霜編 [Blu-ray]