ゆるろべ

週末ぼーっと何か映画を見ようとポチポチとHuluで新着映画一覧を眺めている時に。ぱっと目に入ったこの映画。

BBC製作のドキュメンタリー映画で、有人飛行から月への到達、2000年代までの歴史が濃縮されている。何よりも凄いのがNASAの膨大なアーカイブ映像で構成されており、死と隣合わせの挑戦が生々しく映しだされているのだ。

正直、私個人としては宇宙への憧れがあるわけじゃない。

この記事のタイトルにも書いたように宇宙兄弟が好きなので、ちょっと参考に見てみようと思っただけだった。

が、いざこの作品を見始めると、NASAの圧倒的な努力と飛行士たちの覚悟、それを経て得られる地球という星の美しい景色、真っ暗な宇宙にあっという間に魅了されてしまった。さらにこの作品の素晴らしいところは、飛行士たちの死にもきちんと向き合った構成になっているところだ。特に作中でも取り上げられた、コロムビア号の空中分解のシーンは目を当てられなくなるくらいのリアルさだった。

そんな常に死と隣り合わせの宇宙への挑戦の歴史が1本によくまとまっており、歴史的資料価値も高いと思う。

いつでも手元に置いておきたいと思える良質なドキュメンタリー映画だった。